産業医

産業医の報酬の相場について

産業医の給料の相場について

産業医の給料の相場

産業医の給料の相場

産業医の給料の相場について論じます。専属産業医の場合と嘱託産業医の場合の2通りに分けて説明します。まず、専属産業医から。

専属産業医の年収目安

卒後3~5年:週1日あたり200万円未満(週4日勤務で700~800万円)
卒後6~10年:週1日あたり200~250万円(週4日勤務で800~1,000万円)
卒後11~15年:週1日あたり250~300万円(週4日勤務で1,000~1,200万円)
卒後16~20年:週1日あたり300~350万円(週4日勤務で1,200~1,400万円)
卒後21年以上:週1日あたり350~400万円(週4日勤務で1,400~1,600万円)

※外資系企業は英会話スキルが必要となります。そういう先生は稀少であるため、上記の内資企業よりも収入が1割以上アップすることもあります。その他、立地が悪くて人気の無いエリアであれば高くなることもあります。逆に立地が良く人気のある企業では、これよりも低くなることもあります。また、場合によっては、週4日1,200万程度で打ち止めになる企業もあります。産業医の年収はシビアに市場原理で決まるのです。

産業医として一つの企業に長く勤める意思がある場合は、退職金のある企業を選択することをお勧めします。退職金は給与の後払いという要素が強いですが、受領時の税金が少ないというメリットがあります。最近では少なくなりましたが、大企業では正社員かつ退職金有りの所もまだあります。退職金付の正社員雇用の企業は週5日勤務を必須としている企業が大多数であり、臨床医のアルバイトを掛け持ちするのが難しくなる難点があります。

嘱託産業医の給料の相場

嘱託産業医の業務内容は安全委員会・健康指導・職場巡視・過労者面談等、基本的に月1回顔を出せばOKです。私の経験から言えば、楽な勤務がほとんどです。その給料は請け負う事業所の従業員の人数に比例して上昇します。嘱託産業医を置くような大多数の小規模事業所の給料の相場は5-7万円/月程度となっています。

何だ、大して美味しくもないじゃないかとお思いかも知れませんが、もう少しお付き合い下さい。

嘱託産業医のアルバイトの魅力は「実働時間の少なさ」なのです。私がかつて御紹介させていただいたところは実働2時間で10万円というものがありました(従業員数400人超)。これは長いほうで、50人を僅かに超えるような小規模事業所の場合、実働0.5時間以下というケースも珍しくありません。このように、割の良さでは他のアルバイトの追随を許しません。ひとつひとつは小粒ですが、先生のスキマ時間に合わせて組み込むことができます。本格的にフリーター医師になれば10箇所程度は掛け持ちできるでしょう。忙しい外来や当直などを入れるよりも楽に収入の底上げができます。

簡単に掛け持ちなんてできないだろうというご意見も頂きますが、産業医求人数が業界トップクラスのMCドクターズネットに登録すればいくらでもあります。「自宅や勤務先の近くの事業所が良い」「●曜日希望」など、ご要望を伝えておけば、希望に合った求人があれば教えてくれますよ。今すぐ登録して、求人を見つけてください。

一般的な嘱託産業医の報酬相場は下記の通りです。

※有害物質取扱い事業場は30%増となることが慣例のようです。

従業員数      報酬
50~100名 6万円/月額
101~200名 7万円/月額
201~300名 8万円/月額
301~400名 9万円/月額
401~500名 10万円/月額
501~600名 12万円/月額
601~700名 14万円/月額
701~800名 16万円/月額
801~900名 18万円/月額
901~999名 20万円/月額

上記より安い報酬を提示している産業医専門医師紹介会社は手数料を多く取っているため、医師の手取りが減ってしまうのです。上記の相場より非常に安くなってしまっているケースを散見します。上記の水準が常識的な水準ですから、これより安い相場を提示してくる業者は疑ってかかって下さい。

専属産業医の年収は高い?安い?

専属産業医の場合、年収にして1,000万円前後から1,500万円くらいが相場です。高い場合では2,000万円近くいく場合もあります。医師としての経験年数、企業の規模により違いがあるので、これは目安です。

専属産業医はサラリーマンであるため一般従業員と同じ基準が適応されるものの、医師という職種のため給与水準はやや高めに設定されています。市中病院勤務医のように当直に悩まされることもなく、9時17時の生活ができることを考えれば収入は割高であるといえます。バラ色の産業医人生に見えますが、懸念すべき点が無いわけではありません。若くして産業医になってしまうと、後に臨床医として潰しが効かなくなるリスクが生じます。産業医になってはみたものの、思い描いていた医師像とのギャップに悩み、こんなはずでは・・・と考え臨床医へ転身しようとするもその道は険しい、という若い先生の悲劇は枚挙に暇がありません。

「産業医の名義貸し」誘いに乗ってはいけない

尚、会社に毎月来ないことが前提(労安則第15条違反)の「名義貸し」産業医の場合は、月額3万円前後の料金となっているケースが多く、コスト削減に追われる企業様には魅力ですが、名義貸しは明らかに禁じ手です。労基署の立入検査の際、すぐに発覚します。勤務実態がない旨を指摘され、改善命令・指導、もしくは50万円以下の罰金になることもあります。法令違反にならないようお気をつけ下さい。

このようなデータをお示しすることは時として医学部の学生や若い研修医に有害になることもあります。これから医師国家試験を受けようという若者、初期研修・後期研修で苦しんでいる方には産業医がラクで美味しい働き方に見えてしまうのです。
一度冷静になってください。
産業医というのは実際になってみると想像以上に向き不向きがあります。産業医になった後に向いていないことがわかり、
「こんなはずでは・・・」
というケースは枚挙に暇がありません。臨床医から産業医になるのは容易いですが、その逆は難しいです。40,50歳代になってから修行するというのはきついものです。ですから、若いうちは臨床医としてやってみることをお勧めします。学生のうちから産業医が良いと決意しているのならその限りではありません。でも、そんなことなら最初から産業医科大学に入るべきでしょう。高校生のうちにはシミュレーションしておくべきでしょう。

企業の方へ

名義貸し(頼んだ方も処罰されます!)、社員の定期健診提携先医療機関による掛け持ちの場合はさらにコストは安いでしょう。
安くてもいい産業医もいます。
しかし、安かろう、悪かろうが世の常です。
もちろん、高くても悪い産業医もいます。
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